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不動産を売却するときに準備すべき書類とは?

2025.10.31

 

こんにちは!八代市の不動産売買専門店 有限会社メテックの有田です。
土地や建物を売却しようと考えたとき、「手続きの複雑さ」をお客様は気にされます。実際に売却の流れは、物件の査定から買主探し、契約、引き渡し、そして登記といった複数のステップがあります。有限会社メテックでは、そんな複雑で分かりにくい不動産手続きを分かりやすくご説明し、安心してお取り引きしていただけるようサポートさせていただいておりますが、そこで必要になるのが「書類」の準備です。

不動産売却に必要な書類は、身分確認のためのものから、不動産そのものの権利や状態を証明するものまで多岐にわたります。これらが揃っていないと売買契約が進まず、場合によっては売却完了までに大きな時間のロスが生じてしまうこともあります。

そこで今回は、不動産売却に必要な書類を「必須」と「任意」に分けてわかりやすく整理し、スムーズに準備していただけるよう解説いたします。

1.本人確認に必要な書類(必須)

まず、不動産売却に欠かせないのが本人確認書類です。不動産の取引は高額なため、本人確認は厳格に行われます。主に次のような書類が必要です。

・運転免許証
・マイナンバーカード
・パスポート

上記以外に、健康保険証や年金手帳なども本人確認書類になりますが、写真が付いていない事を理由に認められないこともありますのでご注意下さい。

これらに加えて、印鑑証明書(発行から3か月以内)と実印も求められます。特に印鑑証明書は役所等で取得する必要があるため、早めに準備しておきましょう。

2. 権利関係を示す書類(必須)

次に必要なのが、不動産の所有権を証明する書類です。

・登記済権利証 または 登記識別情報通知
・登記事項証明書(法務局で取得可能)

これらは、売主がその不動産を所有していることを示す大切な書類です。登記の内容が現在の状況と相違する場合には更正手続きが必要になります。早目に確認をしておきましょう。

3. 不動産の状況を示す書類(必須)

不動産の「価値」や「状態」を買主に伝えるための資料も重要です。

・固定資産税納税通知書(毎年5〜6月に郵送される)
・固定資産税評価証明書(市区町村役場で取得可能)
・測量図や住宅地図
・建築確認済証・検査済証

さらにマンションの場合は、次のような管理関連の書類が必要になります。

・管理規約
・修繕積立金の明細
・長期修繕計画書

こうした資料は、買主にとって「安心して購入できるかどうか」を判断する基準になります。

4. 売却を有利にする書類(任意)

必須ではありませんが、あると売却がスムーズになったり、価格交渉で有利になったりする書類もあります。

・過去のリフォームや修繕の記録
・設備(エアコン、給湯器など)の保証書や取扱説明書
・建築設計図面

これらの資料が揃っていると、買主に「この物件は丁寧に管理されてきた」という安心感を与えることができます。

5. 書類が揃っていない場合の対応

売却に必須な書類でも、「なくしてしまった」「資料が残っていない」といったケースも珍しくありません。その場合でも、以下のような方法で再発行や代替が可能です。

・印鑑証明書  ➡ 市区町村役場で再取得
・登記事項証明書  ➡ 法務局で発行可能
・固定資産税評価証明書 ➡ 市区町村役場で取得可能
・登記権利証または登記識別情報通知 ➡ 司法書士に相談

早めに不動産会社や司法書士に相談して、必要に応じて再発行の手続きを進めると安心です。

6. 書類を揃えるタイミング

「いつまでに書類を揃えればいいのか?」という点も気になりますよね。一般的には、不動産会社に相談する際に、すべての必要書類を準備しておくことが理想です。

書類が揃っていると、不動産会社は売却計画をスムーズに立てられるため、早期売却を実現するためにも思い立ったら少しずつ書類を整理し始めるのがよいでしょう。

まとめ:事前準備がスムーズな売却のカギ

不動産売却に必要な書類は多く、「揃えるのが大変そう」と感じる方も多いでしょう。しかし、どれも売却に不可欠なものであり、事前に準備しておけば手続きはぐっとスムーズになります。特に、

・本人確認書類(免許証・印鑑証明書など)
・権利関係書類(登記済権利証・登記事項証明書)
・税金関連の書類(固定資産税納税通知書・評価証明書)

この3つは売却に直結する重要書類なので、最優先で確認しましょう。

さらに、リフォーム記録や設備保証書など「任意の書類」を用意できれば、買主の信頼を得やすく、円滑な交渉につながります。

書類準備を怠らないことが、スムーズで安心できる不動産売却の第一歩です。

 

最後に:有限会社メテックでは

今回ご説明しました書類の中には、売主様ご本人でしか取得できないものがありますが、不動産会社が代理で取得できるものも多数あります。有限会社メテックでは、書類の代理取得はもちろん、何も準備されていないお客様にも、分かりやすく一から不動産売却に関するご説明を行っております。

土地や建物の売却をお考えの際は、難しく考えずにまずは弊社にご相談ください。

 

必要書類チェックリスト

以下のチェックリストを使って、不動産売却に必要な書類を確認していきましょう。

カテゴリー 書類名称 チェック欄
身分証明 運転免許証/マイナンバーカード/パスポート

上記のうちどれか一つ

印鑑証明書(発行から3か月以内)
権利関係 登記済権利証 または 登記識別情報通知
登記事項証明書(土地/建物)
不動産の状況 固定資産税納税通知書(最新のもの)
固定資産税評価証明書
住宅地図や測量図
建築確認済証・検査済証
マンションの場合 管理規約/修繕積立金明細/長期修繕計画書
任意書類 リフォーム・修繕の記録
設備保証書・取扱説明書
建築設計図面

 

上記で無いものがあれば、早目に不動産会社に相談しましょう。

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